私が専業主婦になった理由
トピック「今の仕事を選んだ理由」について
こんにちは!元・こども英会話講師のマッキーです。
今は、専業主婦をしています。
2月に男の子を出産予定です。
はてなブログのお題「今の仕事を選んだ理由」に参加してみます。
今の仕事は、専業主婦です。
私の職業は、専業主婦です。
2015年9月から始めたので、今月で5ヶ月目。新米です。
専業主婦って何してるの?暇じゃない?とよく耳にするので、お仕事の概要を説明します。あくまで私の場合です。
お仕事の概要
職種名 | 専業主婦 |
勤務地 | 自宅 |
勤務時間 | 9:00~24:00 ※休憩自由。 |
給与 | 特になし |
休日・休暇 | 特になし |
保険 | 払う必要なし |
福利厚生 | 住居・食事・衣服など生活必需品は全て支給。 |
仕事内容 | 料理・掃除・洗濯・買い物・ゴミ出し・宅急便の受け取り・行方不明のリップクリーム探し・その他雑務 |
※2016年1月19日時点での内容です。
※2月の出産後は、仕事内容が変わる可能性があります。
私が専業主婦になった理由
※真面目注意!専業主婦は女性の才能の無駄遣いだ、という人がいます。
なるほど確かに、外国語を話せたり、博士号を持っていたり、プログラミングができる専業主婦はたくさん居ます。私も英語が話せますし、大卒ですし、教育や福祉の経験や資格があります。
でも、「才能」って何でしょう?
ここで言う「才能」って、いわば「スキル」ですよね。ポケモンでいう「技」です。そりゃあ、トレーナーは自分のポケモンをゲットして、「はかいこうせん」とか「れいとうビーム」とか使いたいですよ。国や会社は、優秀なポケモンが欲しいんです。
私はつい最近まで、優秀なポケモンになろうと必死でした。
専業主婦になる前は、子供英会話講師をしていました。昔から英語も子供も大好きだったので、好きなことを仕事にしている部類だったと思います。
この「好きなことを仕事にしている」感が目くらましでした。思い返してみれば、仕事には「好きでないこと」も大量に含まれているのです。例えば、自宅でするしかないレッスン準備。保護者に何かを売るためのコミュニケーション、毎月のセールス目標。もっともっと過酷な環境で働いている方もいるでしょう。でも、このストレスは、私にとっては、尋常ではなかったのです。
私にとっては。
昨年の4月、私は救急車で運ばれました。
重病ではありません。
急性大腸炎でした。結局、1週間入院することになりました。
救急車を呼んでくれたのは、今の旦那です。当時はまだ結婚しておらず、同棲中でした。朝、私が高熱でうなされている間に、いつの間にか救急車を呼んでくれていました。
あの時のことを思い出すと、今でも自分が信じられないです。
だって私はあの朝、出勤しようとしていたのです。
39度近い熱があるのに、吐き気も下痢もあるのに、体中が痛いのに。このクレイジーな意思には理由がありました。実は、数日前に高熱を出し、1日休みを貰っていたのです。そして、熱が下がったから翌日からはまた出勤していました。思えば、完治していなかったのでしょう。この数日間は、家に帰るとクタクタで夜は熱が上がりました。
救急車で運ばれた朝、体調が悪化しているのに気付いていながらも、「この前休んだばかりだから、休めない。」と思い込んでいたのです。「休む」という選択肢が頭に存在しなかった。本当に。
こんなクレイジーな私を見て、旦那は「救急車を呼ぶ」という強引な手段をとったそうです。会社が休みやすいように。会社に連絡も旦那がしてくれていました。
結局、まる2週間会社を休みました。
病院のベッドで、自分の愚かさに驚きました。旦那がいなかったら、私はどうしていたのでしょう?死ぬまで会社で働き続けたかもしれません。「過労死」…死ぬまで頑張るなんてありえない、と思っていました。過労死なんてばかだなあ、と。私に過労死の素質がこんなにあったとは知らなかったのです。
この入院で、自分の人生を反省しました。
私が人生をかけて大切にしたいものは何か?
――自分が本当に愛するひと・もの。
数か月後、妊娠が判明し結婚することになりました。そして、専業主婦になることを決めました。仕事を失うことへの抵抗は全くありませんでした。もはや、仕事が「私」でないことは分かっていました。「私」は「私」です。
私は今の生活を気に入っています。愛するひとと過ごす時間を一番大切にできるから。1日でも1時間でも多く、旦那と一緒に過ごしたいんです。これが、私のやりたいこと。大好きなこと。
「自分の好きなことをする」って本当に難しいです。特に、優秀なポケモンとして生きてきた私には。でも、たった一度きりの短い人生。他人に認められることじゃなく、自分がやりたいことをしたい。常に自分の心で行動を選択したい。
やらなきゃいけないことなんて、ないんだ!と今は思っています。