海外ドラマ『BONES』で英語を勉強してみた話。
数年前、こども英会話講師として働き始めた頃の話です。
帰国子女でもなく、留学経験も無かった私は、実は英語が流暢には話せませんでした。大学受験の問題は解けるけど、TOEICのスコアは高いけど、話せないっていうよくあるパターンです。
英会話講師になるにあたっては、もちろん採用試験がありました。英語面接やレッスン実演などなど・・・
必死で「英語話せます!」を演じました。
・レッスンで使う英語は、事前に用意してセリフとして暗記。
・英語で話さなければいけない場面では、Sure. や Really? を多用。
・あとは海外一人旅で身につけた外人風smile。
そうやって、なんとかかんとかごまかしてたら、採用されてしまったわけです。
なんと1週間後から、英会話講師として働くことになりました。
英語、、、
話せないのに!!!!!!
やっべーーーーーーーーー!!!!
どどどどどうしたら、
英語が話せるようになるんだ!?
「会話」にフォーカスした勉強法を考えたとき、まっさきに頭に浮かんだのが「海外ドラマで英語を勉強する」方法。
早速、Huluに加入。
切羽詰っていたので、行動は早かった。
『BONES』という推理ドラマを見始めました。
もともと、コナンや相棒が大好きな私。
すっかり、BONESにハマりました。
1日、2〜3エピソードは必ず視聴。
時間の許す限り、BONESを見ていました。
BONESってどんなドラマかというと・・・
『BONES』は、アメリカ合衆国の1話完結型の犯罪ドラマ。
「ボーンズ」と呼ばれる女性法人類学者テンペランス・ブレナンを主人公に、
現場に残された被害者の“骨”から証拠を見つけ、事件を解決に導いてく姿を描く。
(Wikipediaより)
えっとね。
ボーンズという女性学者とブースという男性FBIがタッグを組んで事件を解決していきます。2人の恋愛関係になりそうな、つかず離れずな距離感も楽しみの1つ。オカルトチックな思想や倫理的に問題のありそうなビジネスなんかが出てくるところも面白いです。人食い宗教とか、死体をいつか生き返らせるために冷凍保存する会社とか、ね。
とにかく、BONESは、面白かった。
とまぁ、当時の私は必死になって英会話を勉強していました。
必死に、時間を割いて、ドラマを見ていました。
必死に。
おかげで、今は難なく英語が話せるようになっています。
もちろん、ドラマだけでなくて、様々な方法で勉強した結果ですけどね。
そして、ふと、今になって思いました。
自分の英会話勉強法を反省してみよう!、と。
そして、英語が話せるようになりたい人の役に立つ記事を書こう!、と。
『英語が話せない私が、英会話講師をクビにならなかった理由』
332 users
なんて、タイトルも考えつきました。
おまけに、はてブ数まで浮かびました。
これで人気ブロガーの仲間入りだ☆
よし!
英語が話せるようになるために、毎日BONESを見て私が学んだこと!
- Federal Agent
(連邦職員。FBIのこと)
- Caucasian
(白色人種)
- maggot
(うじ虫)
- cannibal
(食人文化)
(コヨーテという人を食べる犬)
and so on....
.....
.....
に、日常会話に活かしてみよう☆
- I've never seen maggots.
(私はうじ虫を見たことがありません。)
- A Federal Agent came to see you yesterday.
(昨日、FBIがあなたに会いに来たわよ。)
- A: What was the guy you met last night like?
- B: Well, he was Caucasion.
(A: 昨日の夜会った人はどんな人だった?
B: そうね、白色人種だったわ。)
- I'm not cannibal.
(私は人を食べません。)
う。
ど、どうがんばっても。
日常会話に活かせない。
むしろ、
これからの人生で二度と口にしないレベル。
つまり、
1日3時間以上かけていた「英語のお勉強☆」は、
ほとんど効果がなかったのです。
ちーん。
『英語が話せない私が、英会話講師をクビにならなかった理由』
332 users
まぁね、リスニングスキルの向上にはなりました。
多少の日常表現も身についたでしょう。
でもね、英会話のお勉強のために海外ドラマを見るのなら、
BONESは絶対にオススメしません。
自信を持って言えます。
BONESで英会話は身につかないです。
※娯楽としては超オススメです。
ちなみに今の私なら、日常会話の勉強には『glee』を勧めます。
おしまい。
今日の英語『骨の髄まで』
- Beauty is only skin deep, but ugly is to the bone.
「美しさは見た目だけ。醜さは骨の髄まで。」
見た目が綺麗でも、醜い心は隠せないよー、みたいな言葉。
to the boneで、「骨まで」という意味です。